百宅口から鳥海山

今回は久々に一人の山。だから行く直前までどこにするか悩んだ。最後は藤里駒ヶ岳と百宅からの鳥海が残った。秋田市郊外からは雲ない鮮明な鳥海山が見えた。これで決定。法体の滝に寄り道後、百宅口へのダート林道にはいると、タケノコ取りの車と多数すれ違った。

登山口の清水園地には立派な避難小屋が二つあり。雲がでて鳥海は見えない。風がなく自分の背後にはブヨが大集合。唐獅子平小屋も立派。きれいな水場がある。すぐ大雪渓で道が不明となった。ガスがかかり行く手の方向がわからない。雪のない部分に道形がないか探したが薮だった。仕方なく戻りのことを考え、地形目印を頭にたたき込みながら、そして目印になるようにピッケルの穴を大きくしながら雪渓をつめた。はい松帯を上がるとルートに出た。帰りの目印にルートから雪渓に下りるポイントにピッケルを残置する。

七高山山頂には、五城目町の夫婦、仙台からの二人組、テレマークの男性がいた。いずれも祓川口からの登山者だ。ここでは虫がいないのでのんびり休憩ができた。雲が切れて、新山が見えた。珍しく風が弱い。下りは自分のトレースを忠実にたどり滑りながら小屋に戻った。ここからはルートは明確なので、コシアブラを見ながらの下りとした。食べ頃の若葉が結構ある。タケノコはまだ早い。また虫達がまとわりつきだした。清水園地で振り返ると雲が切れだし、残雪をまとった山肌が見えだした。雲が切れるを待ちながら、描くことにした。虫がまとわりつき最悪だが、富士の雄姿はなかなかだった。

法体の滝にカメラを忘れた事を思い出し、現場確認に立ち寄ったがカメラはなかった。鳥海林道から時折見える鳥海は雲一つなく、鮮明な出羽富士だった。

**********************************************************
【 日 時 】2001年6月9日(土)           
【 天 候 】曇り、ガス          
【 行 程 】百宅登山口915→唐獅子平小屋1200→七高山1400/1430→登山口1700
【メンバ】おれだけ
**********************************************************

つくば以外の山リストへ戻る