哲新道から太平山
スケッチブックを忘れ山メモ帳に・・・記録した

哲新道は旭叉から宝蔵岳に向かう新道で、昨秋に整備された。その入口は旭又から御滝神社への道の途中にあり、明瞭な標識が設置されている。広くはないが明瞭な道で迷う心配はない。御手洗コースに比べ歩く人は少なく、静かに森と対話できるいいコースである。今日、哲新道で出会った人は、哲新道関係者の男性と夫婦組の3人だった。細道の脇にはチゴユリ、イワカガミ、タムシバ、山ツツジの花。結構見事な杉の巨木が現れる。標高が上がりブナの純林になるに従い、採り頃のコシアブラ達に出会う。また、ブナの若葉も徐々に淡くなってきて、ブナ林の美しさにうっとりだ。

主稜線尾根には見頃のカタクリ、イチゲ。そして、瑞々しいシラネアオイの群落に出会った。こんな見事なシラネアオイは初めてだ。山頂から森吉山、男鹿半島がクリアに見えた。残雪とブナ林の光景も美しい。最上部のブナは芽吹いたばかりだ。

コシアブラとソーセージと生ネギを入れた豪華な単独ラーメンと昨日の残りの赤ワインで昼食。展望を見ながらの山飯は最高なり。

山頂小屋で昨日のメンバー3人連れに遭遇し、一緒に下った。御手洗付近の池にはミズバショウ。アヤメ坂のヒメシャガはまだ蕾で来週あたりが開花らしい。昨日に続き、哲新道分岐付近でシドケとミズを勉強した。

**********************************************************
【 日 時 】2001年5月20日(日)           
【 天 候 】晴ときどき曇り           
【 行 程 】旭又900→哲新道→山頂1210/1320→御手洗→旭又1540
【メンバ】おれ(下りはS氏、SH嬢、SK嬢)
**********************************************************

つくば以外の山リストへ戻る