鳥海山スキー・鉾立口
当初の目的であった稲倉岳に向かってスキー滑降だ
先日の太平山山行の反省会(飲み会)で、南極越冬隊員であった雪山専門家のk先生が来週稲倉岳に行くというので、これ幸いと同行する事にした。
6時に秋田市役所に集合し、4月27日に開通した鳥海ブルーラインで鉾立に向かった。山スキーが5人、テレマークが2人、ツボ足が4人の混成隊である。僕は下手な山スキーの一員であった。最初は夏道をスキーをかついで歩き、雪原となってからはシール登行で御浜を目指した。空は快晴、広い雪原をスキーを滑らせながら登るのはとても気持ちがよい。秋田駒での急斜面に比べ心地よい傾斜なのだ。
御浜からは雲一つない鳥海の雄姿。風も暖かく、残雪の春山ルンルン気分。
山スキーの登りはとても好きなのだが、下りは滑降技術がお粗末なので嫌いである。シールを外し、ジルブレッタをかかと固定に切り替えて、いよいよ稲倉岳を目指して広い雪原の滑降となる。ザラメは思った以上にスピードが出て、ブレーキをかける足がピクピク、スリルは満点。気持ちよさそうに下るメンバーがウラヤマである。蟻の戸渡り手前でストップし、稲倉へのコース状況の確認。予想以上に雪解けが進んでいるため、この状態では稲倉への登行は無理とのリーダー判断がおりた。時間の余裕ができたので、皆さん喜んでの豪勢ランチに突入した。ここからの鳥海は御浜で見たものよりアルペン的で山が大きく感じられた。御浜への戻り返しはアルコールの酔いが体に回り、久々の地獄。御浜からはまたも苦手な滑降だ。足はガタガタ・・横滑り、キックターン斜滑降。あっという間に車道にぶつかった。その雪壁を下りるとき、はじめてピッケルが役にたつ。戻った駐車場は行楽の車でほぼ満車。帰途西目の道の駅に寄り、k先生お薦めのゴマソフトクリームを食した。
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【 日 時 】2001年4月29日(日)           
【 天 候 】快晴              
【 行 程 】鉾立820→御浜1020→蟻の戸渡り手前雪原1100/1220→御浜1300
      →鉾立15?
【メンバ】リーダーK先生、サブ沼田さん、男性5人、女性4人、おれ
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