八溝山・茗荷分岐のピークで送別の宴

現職場を卒業した翌日に仕事仲間との送別ハイクを企画した。
一つの時代が終わったと感じながら、日溜まりの紅葉、展望、キノコ、酒、
昼寝、温泉など、晩秋のハイライトをすべて味わえた、チト感慨深い山歩きだった。
八溝山の山頂にて記念写真
左から、なんど、H、S、T
天気はよいが展望台では風が強く寒かった
右写真は登山口からすぐの山道
残った葉の紅葉が・・・・
 
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【 目 的 】山の中での送別の宴
【 山 域 】八溝山地
【 日 時 】1999年11月20日(土)
【 天 候 】晴れ
【 行 程 】自宅500〜八溝山登山口830→八溝山展望台→茗荷分岐ピーク1030/1400
      →八溝山1440→日輪寺→登山口1550〜滝見の湯〜自宅2000
【メンバ】後輩どもT、S、H、&なんどの4人
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今回のコースは、山慣れしてない人でも道がなだらかで無理がない。
それに展望台からの大きな景観が楽しめ、晩秋のブナ林の雰囲気も味わえ、
うまく行けばキノコもとれ、そして静かで誰もいないなど、山の楽しみが一石多鳥
的に得られる優れものなのだ。

<出発>
早朝5時集合。過去の実績からSは遅れるだろうと思っていたら
、全員が集まっていた。 早朝なので国道118で奥久慈に向かった。
以前からのテニス仲間だったTとHとの山は初めてである。

<八溝山登山口>
今秋3回目となる駐車場付近は風が強く寒かった。他に車は無い。
もう付近の木々は葉が落ち、冬の風情である。キノコ探査予定なので
朝露対策に下雨具をはく(乾いていてこれは不要だった)。

<金性水付近の紅葉>
金性水付近ではまだ葉が落ちてない木々があり、朝日に照らされた紅葉は
心にしみた。最後の紅葉ちょっぴり得をした気分、彼らも写真を撮っている。
ブナの立ち枯れにもうじき流れ始めるような老いたヌメリツバダケモドキが2本あり、
ラーメンの具に頂いた。

<展望台>
100円払ってお楽しみの展望を味わう。筑波連山はかすんで見えなかったが、
那須連山、日光、高原、白い谷川連峰がクリアに眼に飛び込んできた。
十分な展望が得られ、彼らも満足そう。 早速、那須連山を鉛筆でスケッチしたが、
構図がとれず中断した。気が向いたら後で色づけしようかな。

<キノコ探査>
茗荷分岐までの天然林は葉がすべて落ちていた。誰も歩いておらず
我々のみが山の主人様だ! 立ち枯れのブナを探しては突進するが
無いねのセリフがでるばかり。 あきらめ気分で突進した大きな
立ち枯れのブナにありました名前は? ヒラタケ? ムキダケ?
高いところで手が届かないので、枯れ枝で突いて落とした。
ちぎれたキノコを集め、満足満足。

<茗荷分岐のピーク>
葉がない天然林の隙間から、八溝の電波塔と高笹山が望まれる。
陽光がさんさんとさし込み、暖かく、日溜まりハイクそのもの。
早速、ビールで乾杯、次にウイスキー、三陸特産のスルメ、
ホットワイン。 とどめは採りたての不明キノコいりラーメンだ。
仕上げは至福の昼寝。 爆睡だったらしく、いびきをすぐかいていたよ
言われてしまった。 大満足のピークに別れ、付近の沢源流部におりて、
キノコの様子を探るがヒットは無かった。

<帰路>
後は戻るのみだ。 帰路は日輪寺を経由した。
ここまで来たら、温泉を味わってもらわねばと、
最も安い滝見の湯に立ち寄った。 混んでいたが、温泉で気分さっぱり
体が軽くなった。 帰りは混んでいるだろう118を避けて、里美村
ルートで戻った。

<追記>
ブナの霊気をあびた今日のハイクと温泉でくすぶっていた風邪
(ウイルス性の胃腸炎らしき)はぶっとんだ。

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