浅草岳・入叶津口からのブナ林探訪
浅草岳福島側の沼ノ平&ブナ平にある日本有数のブナ林を探訪した。
前日の小白森山キノコ勉強の復習と秋のブナ林鑑賞が目的だ。
黄葉はまだ早いようだったが、背の高い色白ブナ達から自然の霊気をたっぷり
もらって、幸せな気分に浸った。
沼の平へ向かう途中のブナ林にて
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【 目的地 】 沼ノ平とブナ平
【 山 域 】奥会津、浅草岳
【 日 時 】1999年10月24日(日)
【 天 候 】晴れ時々曇り、ポカポカ陽気
【 行 程 】10/23
自宅400〜小白森山キノコ勉強会830/1630〜入叶津登山口1800
10/24
入叶津登山口820→山神の杉→沼ノ平→本道分岐1230/1400
→山神の杉1500→入叶津登山口1545〜自宅2200
【メンバ】KY氏と二人
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- 下山の時、登山口の上部山道から撮影
- 目印の2本杉の下にテーブル石がある
- また、わき水が出ており、快適なキャンプ地
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入叶津登山口
小白森山でのキノコ勉強会の後、今年のGWで2泊したお気に入りの入叶津登山口に向かった。 国道289はとても空いていて、約1.5時間で着いた。
ここの目印は2本杉である。 また、食事に便利なテーブル状の石があり、
焚き火が可能である。 残念ながら一番いいテーブル石の場所で、先行パーテイ4人組が焚き火で夕食歓談中だった。
仕方なく別場所に石を運び、枯れ枝も収集し、焚き火の準備に取りかかった。
夕飯は小白森のブナハリダケのお汁とラーメンだ。 やはり言われているとおり汁物にブナハリダケはあわない。焚き火を見ながら、持参したワイン2本とウイスキー1本が空になる。 夜半、車が一台来て、今夜は3組となった。 |
- 遅い出発
道路混雑を避け、快適な夜間走行を得るためには、ここを16時以降に出なければならない。
また、今日のコースは山頂には行かず、沼ノ平とブナ平の周回なのでさほど時間がかかるものでもない。 よって、朝飯を優雅に時間をかけて味わい、車中泊にしては最も遅い
出発となった。
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- 登山道から見たブナの巨木だ!
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ブナの巨木
例年であれはこの時期、山麓は紅葉まみれの筈だが、まだまだだ。約30分ほど平石山斜面を登ると、道脇にいかつい巨木が現れた。 ブナか? ごつごつしているのでブナの樹肌とは思えないが、ブナだろう。
以後これを越える大木は見られなかった。
初めての沼ノ平へ
山神の杉をすぎるときれいな背の高いブナ林となった。
倒木を見つけてはキノコを探した。 若くてプリプリのブナハリダケ
が・・・香りが強い。
沢を渡っていよいよ沼ノ平にはいる。 さほどの大きいブナは無く、
まだブナの黄葉には早いようだ。 小沼には水草の白い花が咲いていた。
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- 沼ノ平のブナ林
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- 逆光に輝くブナ
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縦走路分岐
沢を渡り、いよいよ今日一番の登り。
キノコを探しながら、のんびり行くと雰囲気のいいブナ林が現れた。
上に行くに従い、黄葉が多くなってくる。
縦走路分岐でランチとした。日が当たりのどかである。
遠くに二岐〜小白森・・・の那須連山、会津駒、富士山状の尾瀬ひうち、
近くに会津朝日が見える。 山頂から東京の単独の兄さんが下りてきて、歓談。
只見尾根から入り、山頂は新潟側からの人で大混みだったらしい。
入叶津登山口に折り畳みの自転車をデポしてあるとか。
彼から、志津倉山を薦められる。
- ブナ平
ここのブナもなかなかである。GW頃の葉のないブナとはひと味違う。
ムキタケをゲットしたかったが会うことはなかった。
まだ早いのだろう。
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- 縦走路への登り道沿いのブナ黄葉
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- ブナ平のブナ
- 迫力ある枝振りだった!
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下山
平石山の急斜面を下りて、山神の杉で小休憩をとり、再び巨木
に挨拶し、入叶津登山口に戻った。
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- 夕暮れの陽を浴びた蒲生岳
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帰路
夕暮れの日に照らされた会津蒲生岳を鑑賞後、柳津温泉のそば屋で新そばを食し、店の親父の方言も味わった。 山形弁とほとんど同じなので、故郷に帰ったような雰囲気となり、うれしかった。 |
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