房総・梅咲く小仁田と東大演習林

房総の野生猿を求めて、東大演習林に行って来ました。ICHIGEさん山百合子さんの
報告にあったとうり、猿に出会うことができました。感謝m(_ _)m
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【日 程】97年2月2日(日)
【天 候】晴のち曇り
【コース】鹿島615(車)→黒滝ゲート手前850(車)→亀山神社910→小仁田集落
     1010/1040→笹塚1135→四郎次付近1200/1250→郷台作業所1335
     →黒滝ゲート手前1425(車)→亀山神社1440/1450(車)→鹿島1650
【メンバ】K氏と二人
【山 域】房総山地
【参考書】山渓・千葉県の山、ICHIGEさんREP#4709(FYAMAREP-MES4)
     山百合子さんREP#4902(FYAMAREP-MES4)
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黒滝演習林ゲート
 報告どうり、ゲートはクローズ。 その手前の林道空き地にK氏の車を置き、出発地
 の亀山神社に自車を置く。 黒滝までの林道は舗装されてませんが、普通の林道で
 乗用車でも問題なしです。

白梅とミカン畑の小仁田集落
 神社から橋を渡ると、犬が吠える民家に出、その垣根沿い(右に入る)に行くと、
 小仁田へという道標があらわれる。 四郎次沢にに下り、氷結したナメに気をつけて
 渡渉し、対岸の尾根に取り付く。 このナメと沢は雰囲気がありました。
 杉林の中の枯れ枝が一杯の歩きずらい道を程なく行ったところで、同行のK氏が
 車のキーを神社の車に置き忘れしたしたという。 早めに気がついて良かった。
 K氏がキーをとってくる間、こちらは体操で暇つぶし・・・
 杉と天然林の混じった尾根道を行くと、小仁田への道標がある分岐に至る。
 ガイドブックに従い、寄り道することに。 5分ほど杉林を下ると、
 白梅の咲いている小仁田集落(3から4軒)に出た。 梅の香りが時折の風に乗って
 運ばれてくる。 道ばたで香りを楽しんでいたら、おばあさんが歩いてきた。
 挨拶し、世間話など・・・茨城からだというとビックリされた。
 ばあさんのミカン畑に案内され、好きなだけとっていけと有り難いご好意。
 ばあさん家の裏斜面はミカンのなった木で一杯でした。 一個だけ木からとって、
 頂きました。 固い皮でハッサクのようで、うまかった。 畑には猪よけの
 網のガードがありました。 猪が多いらしい。 そのためか犬が飼われてます。
 東大演習林内に私有地を持っているので、黒滝ゲートの鍵が家にあるそうです。
 今は厳しくなって、演習林に入るにはあらかじめ許可が必要となっているそうです。
 (山百合子さんが調べたとうり)

四郎次付近で野生猿に遭遇
 春のような集落を後に、また分岐にもどり、いよいよ目的の演習林です。
 演習林入り口から程なく行ったとこで、ガサガサと猿らしき物音。 姿は
 見えません。 手堀のトンネルを二つ越えると笹塚。 道標があり、四郎次に
 立ち寄る事にしました。 尾根道には見事なモミの大木が次々と現れてきました。
 林道のある伐採地に出たとこで、野生の猿数匹に遭遇しました。 彼等は尾根を越え
 沢の方へ下っていきました。 初めての野生猿(日光いろは坂を除く)!
 来た甲斐がありました。 四郎次がどこかはっきりしません、この辺で一番高いピーク
 を四郎次と判断し登りました。 樹林の中で展望はよくありませんので、
 先程猿の居た伐採地にもどり、ランチ。 双眼鏡を物音のする下の斜面にむけると、
 猿が2匹います。 せっかくの日だまりを人間に占有されさぞかし迷惑でしょう。

折木沢の清流はお見事
 笹塚に戻り、三十三曲りと呼ばれているつづらおりの坂を下る。 天然林の中の
 素晴らしい道だ。 沢にかかっていた橋は朽ちて、丸太一本のみが残っていた。
 きれいな清流の沢沿いの道をゆっくり登ったら、郷台作業所だった。 古い
 木造の建物が数棟あり、空が開けた明るい場所だ。
 折木沢沿いの林道をのんびり下ると、黄色の野鳥と白黒の野鳥が清流のなかで
 遊んでいる?とこを双眼鏡で見ることができた。 また雷鳥のように行く手を
 先導する青い羽根の鳥も観察できた。 まるで今日は野生動物観察ハイク的。 
 また、この清流は川床が岩盤で素晴らしい(キレイ)。
 最後のフィナーレの黒滝を過ぎ、ゲートが現れ、K氏の車に到着した。

春爛漫的な小仁田集落、モミの大木、常緑樹の林、野生猿、野鳥、美しい清流
など見所たくさんの楽しいハイクでした。
また、今日は山の中で人に会いませんでした。
            房総の山7回目の*かむろ*