ＧＷの小白森山と大戸岳

北アか、東北かどこに行くか迷った末、コシアブラが多いとのGVPさんの
報告につられ南会津・小白森山にしました。せっかく来たので、急遽
大戸岳にも寄ることにしました。
ＧＷの会津は初めてなので、ピッケル・アイゼンを持っての春の雪山
万全装備で出かけましたが････
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【日　程】９７年５月２日（金）と３日（土）
【天　候】５／２快晴・夏日　５／３高曇り
【コース】
　　５月２日
　　　鹿島400（車）→二岐温泉登山口920→蟻の戸渡1020→小白森山頂
　　　1130/1220→登山口1400（車）→二岐温泉あすなろ荘→闇川登山口泊
　　５月３日　　　
　　　闇川登山口500→大戸岳山頂740/830→闇川登山口1030（車）→鹿島1530
【メンバ】単独
【山　域】南会津
【参考書】GVPさん報告FYAMAREPｰ4ｰ674、南会津・鬼怒の山50　
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５月２日　小白森山ピストン

小白森登山口
　車６台は止められる林道拡幅スペースに着く。登山口の標識がある。
　すでに２台有り（二岐山方面の車だった）。車中から見えた二岐山
　小白森山に残雪はさほどなさそうだったが、初めてなのでピッケル
　アイゼンを持って登った。

山頂まで
　道沿いにコシアブラ、タラノキが多い。採りゴロは後１０日ぐらいか？
　コブシの花も咲いている。道ははっきりしていて、先日の三鈷室山
　の道よりかなりいい。　山頂が近づくに連れ時折残雪がでてくるが
　ピッケルが必要なほどではなく、杖で十分である。　思ったより
　雪がない。　ブナはまだ芽吹いてない。
　GVPさん報告どうりコシアブラが本当に多い登山道でした。

小白森山頂〜下山
　誰も居ない山頂へは約２時間所要。大白森山、三本槍、旭、大倉尾根が見える。
　真夏日のような陽気なので温いビールもうまい。
　大白森山への道ははっきりしていて、残雪もなく快適に歩けそうだ。
　さて、今後どうするか思案する。　帰るのももったいないけど、天気予報
　じゃ明日雨だし･･･とりあえず大戸岳登山口に泊まる事とした。
　下りで今日初めて、登山者（夫婦）にあった。

大戸岳闇川登山口
　二岐温泉で新緑満開の露天風呂をﾁﾄ楽しみ、会津若松のコンビニで食糧を
　調達したのち、国道からの入り口で迷いながらも１６時４０分登山口へ。
　GVPさん、極楽さんの大戸岳報告を持ってくれば良かったと後悔する。
　ここは二つの沢の出合となっていて、砂防ダムがあり、夏だったら
　水泳が楽しめそうだ。橋を渡っての広場と林道脇のスペースに車５〜６台は
　置けそうである。　橋を渡った広場に車を入れた。今年はじめての車中泊。　
　夜、満天の星が望め、明日はなんとかなりそう！！
　
５月３日

出発
　４時半起床。星が見え快晴みたいだ。大戸岳の稜線が見える。大夫遠い
　感じである。今日もいるかもしれないのでピッケル・アイゼンをもって
　５時いよいよ大戸岳に登り始める。高曇りになってきた。

新緑とコブシ、イワウチワ満開の素晴らしい尾根
　尾根道ははっきりしている。コブシが至る所に咲いておりきれいきれい。
　新緑が満開の気持ちよい尾根、こんなにきれいな新緑は生まれて初めての
　ような気がする。　ブナも芽生えており、その新緑も大変美しい。
　道沿いにイワウチワが多数咲いている。此花ははじめてである。
　可憐な可愛い花だ。　ここの尾根道は本当に春を楽しむには最高の状況。

トラバース道〜稜線へ
　６時半トラバース道に入る。すぐ美味しい水場がある。ようやく残雪が現れ、
　道が？　ようやくピッケルの出番、持ってきて正解である。残雪のトラバース
　を３〜４回対岸の夏道の痕跡を探しなから行くと、水が流れている小沢に出会う。
　コゴミが結構生えているので、初めて採取。
　登る道が見当たらないので、この沢を登る。稜線直下では残雪を直登して、
　笹薮をこいだら、稜線の道にでた。ﾎｯ　春山的大汗をかいてしまった。

風の三郎、大戸岳山頂
　７時半北側が崩壊したやせたピークの風の三郎。展望が良く、クリアではないが
　うっすらと二岐山、小白森山旭岳が見える。猪苗代湖方面の山々も、羽鳥湖も。
　登ってきた新緑満開の尾根がはっきり、結構長い尾根である。
　７時４０分大戸岳山頂。　潅木が邪魔になって３６０度の展望とは行かないが
　ﾁﾄ無理をして小野岳をみる。　大戸岳は結構登り甲斐が有る山だった。
　お湯を沸かし味噌汁をつくり、朝食。　ビールはなくカンチュウハイ。
　帰り残雪の急降下とトラバースが控えているのでアルコールは程々にする。
　８時半下山にかかる。

下山
　自分がつけたトレースがあるので、道ははっきりしている。
　登った時見つけたコゴミの場所で再度採取。トラバース道への分岐で
　初めての人にあう。福島浜通りの人。これから杖が必要とアドバイス。
　イワウチワ、コブシ、ブナの新緑を再度満喫した。　この尾根は本当
　に素晴らしい。春のコースとして二重丸だった。