剣ヶ峰・浅間山と閑居山(筑波前衛)

山桜がきれいらしい筑波前衛の剣ヶ峰〜浅間山と宗教色の強い独特な雰囲気を持つ
閑居山に行って来ましたので、紹介します。 山桜・新緑はとてもきれいでした。
剣ヶ峰と閑居山の山頂ははっきりせず、登ったような登らなかったような曖昧な
ハイクになってしまいました。 それにしても閑居山は不思議な雰囲気でした。
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【日 程】97年4月20日(日)
【天 候】薄曇り時々晴
【コース】(1)剣ヶ峰・浅間山
     鹿島(車)620→雪入剣ヶ峰コース入口805→竜ヶ峰分岐820→眺望コース
     →剣ヶ峰905→浅間山950/1020→剣ヶ峰パラボラ無線局1110→
     剣ヶ峰コース→入口1150(車)
     (2)閑居山
     閑居山入口1250→百体観音1310→閑居山頂?1330→百体観音1350/1400
     →入口1400(車)→鹿島1530
【メンバ】単独
【山 域】筑波山塊
【参考書】山渓・茨城県の山
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山の概略
 筑波山塊の南端に位置する尾根の連なりの山です。 千代田村と八郷町の境界尾根です。
 西から剣ヶ峰(245m)、浅間山(345m)、閑居山(227m)のピークがあるらしい
 のですが、はっきり山頂が同定できたのは浅間山(せんげんやま)だけでした。
 この山々が最も鹿島に近いという点が自分にとっての大きな特長でしょうか。
 
車を置いたところ
 千代田村雪入集落手前から左に入る林道を剣ヶ峰と竜ヶ峰の尾根に上がる途中にある
 剣ヶ峰コースと道標の有る地点。 車一台の駐車スペース有り。林道は残念ながら舗装路。

剣ヶ峰への道
 直登する剣ヶ峰コースと舗装路を登って剣ヶ峰〜竜ヶ峰の尾根林道に上がってから左にとり
 剣ヶ峰に至る迂回コースがありました。 迂回コースはまた眺望コースと直登コースの二つに
 別れます。 今回は迂回コースの眺望コースで登り、下山路として剣ヶ峰コースを歩きました。
 尾根林道はダートで、桜並木となっています(花は散っていた)。
 この林道からは霞ヶ浦が霞んで見え、展望は良好。また剣ヶ峰方面の斜面は新緑満開で淡い緑、
 山桜のピンクが混じって春そのものの景色が楽しめます。
 眺望コースは細い山道でほぼ斜面をトラバースし、登りはあまりない。道沿いの山桜が結構
 見事です。 左から剣ヶ峰コースが合流すると、急坂を登るようになり、尾根上にでます。
 ここでパラボラアンテナ経由の直登コースと合流し、道標は無いがここが剣ヶ峰の山頂?
 らしいです。 ここは樹林におおわれ展望はありません。

浅間山への道
 剣ヶ峰?から細い尾根道を東進し、15分ほどで新緑と山桜の絶妙に混じったきれいな樹林
 が有りました。 次にパラグライダーの発信地があり、南側の展望が開け楽しめます。
 雪入から弓弦に抜ける舗装路林道を横断して、更に東進すると伐採された林業試験地に出、
 左の急坂を登ると石の祠が置いて有る浅間山山頂です。 ここには最近建築されたらしい
 NHKのTV塔があり、南側の樹林が伐採され開けています。 ここから尾根伝いに閑居山
 に行けるかと道を探しましたが明瞭な道は有りませんでした。
 山頂への急坂を登らず、先程の道を真っ直ぐ行けば閑居山に至るのかもしれませんが、
 素直に引き返す事にしました。

剣ヶ峰コースから車へ
 伐採地斜面から見た剣ヶ峰方面の新緑の景は淡い色調の素晴らしいものでした。
 新緑は紅葉と違って低山でも十分にきれいなものです。  
 剣ヶ峰?からパラボラアンテナ付近まで車でも通れそうな広い直登コースを行き
 山頂ポイントを探しましたが見いだせず、剣ヶ峰コースで車デポ地に戻りました。
 剣ヶ峰コースは一気の急坂を下る風情で、ワイルドな下山路です。

閑居山
 車で麓まで移動し、道路脇に車を置きました。 登り口には東屋があります。
 登るとすぐ、高い竹塀で周囲を覆った茅葺きの民家があります。 なんか独特の
 宗教的雰囲気の家でした。 道すがらには石仏があり宗教臭を強く感じ、普通
 の信仰の山とはまた違った、何ともいえない独特の雰囲気です。10分ほどで
 巨石に線刻された百体観音の霊場につきます。 巨石脇の道(はっきりしない踏み跡)
 を登ったら尾根上の道(軽トラック通行可能な幅有り)に出ました。この道を左に行き
 山頂を探しましたが不明。 しかたなく来た道をもどって麓に下りました。
 東屋周辺にはヒメオドリコソウが群楽していたので天ぷら用に採取し、おみやげとしました。
 本当に一種独特な普通でない雰囲気の山だと感じました。なんなのか原因は?です。

                久々の山だった*かむろ*