静かな尾根道・仏頂山と高峰山

またもシモンさんの報告に触発され、久しぶりの茨城の山は仏頂山と高峰山
の県境尾根歩きにしました。 なんてたって初物は新鮮ですからね。
シモンさんの報告どうり、人が居ない静かな静かなチトサビシイ山でした。
一人で静かに歩きたい人にお薦めのコースと思います。
また、結構アップダウンがある道なので足鍛錬にもいいかなのコースです。
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【日 程】96年12月7日(土)
【天 候】晴
【コース】鹿島820(車)→楞厳寺1045→仏頂山1135/1140→奈良駄峠1210
     →展望台1230/1240→高峯山山頂(三角点)1255/1340→奈良駄峠
     →仏頂山→楞厳寺1525(車)→筑波つつじヶ丘駐車場1710(車中泊)
【メンバ】単独
【参考書】山渓茨城県の山、#3163シモンさん報告
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朝、炬燵に潜り込んでたら、安穏な気分になって、寒い中歩きたくないような、
踏ん切りがつかず、遅れた出発となった。

石段の左脇の道からはいる。 杉とシラカシの混じった道を登るようになる。
シラカシが立派でナカナカ。 桜の倒木が道をふさいでいる。 すぐ立派なモミの木
に出会う。 シモンさんの報告ではこの辺でアカモミダケを見つけたらしい。
この登りが終わると、尾根道だ。 左が杉で右が天然林。 落ち葉を踏んでの
日だまりハイク。 ナカナカの山容の仏頂山が出てくる。 
路は整備されているが、人の気配が全くない。
急な階段を上がるとベンチとテーブルのある仏頂山頂。 しかし展望はないし、
ここが仏頂山であるはっきりした道標もない。 ここにあるコース案内板の裏に
あの有名な「井上昌子見参」の落書き発見。 

峠に向かっていくと遥か彼方に高峰山が見える。 日暮れまでまた戻ってこれるのか
チト不安になる。 がんばってあと一時間せめて1時まであのピークにと気がせく。

ようやく、峠、林道でも走っているかと思っていたが、昔のままの細い路がある峠
でした。 ベンチテーブルの置いてある展望台はアタリマエながら展望がいい。
今日は遠望がきかず日光連山はだめ。 パラグライダー三つが飛んでいる。
若干下がり登り返すと高峯山頂。 ここにもベンチテーブルがあり。
独り占めでランチ、ビール、そしてウイスキーたっぷりのコーヒー。
両側の木が切られ展望がいい。 南に加波・筑波・愛宕・難台・吾国の筑波山塊。
北は雨巻山なのでしょう。 本当に歩きがいのあるコースでした。

帰りで池亀からの単独行者に会いました。今日初めてです。

かなり日が西に傾き、ちょうど木漏れ日にあたった自分の影を見ながらの、
静かな尾根路の歩きはなんかほのぼのといい気分でした。アルコールカナ
寺により、お参りしました。 寺のカエデはちょうどの紅葉でした。
静かでチトサビシイ、自分と対話しながらの路でした。