早朝の大展望を楽しんだ会津田代山
先週小野岳の帰りに登る予定だった会津田代山に、西吾妻の帰りに立ち寄
りました。 登る時間が短い割に、苗場山のような雰囲気が味わえる、手軽な
山でした。
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【日 程】96年11月4日(月)
【天 候】快晴
【コース】田代山猿倉登山口525→小田代625→田代山650→太子堂710→
田代山725/820→猿倉登山口920/950(車)→鹿島1630
【メンバ】単独
【参考書】山渓・福島県の山
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西吾妻からの道中、喜多方、会津若松で渋滞に遭い、なんだかんだで猿倉登山口
に8時半到着。 自分の車のみ。 トイレもある広い駐車場だ。 満天の星で
明日の快晴は間違い無し。 しかし、寒い。
西吾妻で会った単独行・市川氏の車が約30分遅れて到着。途中道を間違えた
らしい。
10時に就寝、翌朝4時、一台のRVの音で目を覚ます。早朝の絶景を味わおう
と、まだ薄暗い中、ヘッドランプで行く。 市川氏は帝釈山までとか、先行して
もらう。 最初は沢沿いに進み、上の駐車場からの道と合流後は急登となり、
尾根筋に出た。 展望が開け、那須、高原山、日光連山がくっきり。 1660m
地点でたぶん高原山からの御来光。 朝日を浴び、自分の影を踏みながらの、登り
とても気持ちがいい。 程なくついた小田代は霜が降りた白い湿原。朝日を浴びた
田代山の斜面・冬枯れの木々がいい雰囲気。 霜の降りた木道には先行者・市川氏
の足跡が。
最後の急登が終わると、木道のある大湿原が広がっていた。 まるで苗場山的
光景。 田代山山頂に向かう霜の降りた木道には先行者の足跡はなく、自分が
今日最初の足跡をつけることとなったキブンイイ。 長く延びた自分の影の先には
くっきりとどっしりと、のどかな稜線の会津駒が待っていた。 田代山の山頂は
ピークでない、道標のあるところ。 太子堂にお参りしようと、緩い傾斜の木道
に足跡を付けながらたどる。 振り返ると北の山々の展望が!(あまりに見える
ので省略) 吾妻、飯豊はかすかに、蒲生岳はマッターホルン的で同定が楽だ。
太子堂には2人パーテイが、朝食の最中でした。 まず小屋の中の祭壇にお参りだ。
これで田代山に登った気になった。 この小屋も立派だ。 最近の避難小屋は
なかなかに良くできていて快適そうだ。 トイレも別棟なのもいい。
昔の汚くてあばら屋みたいで、ねずみわんさかの小屋がなつかしいような・・・・・・・
田代山に下りていくと、市川氏が登ってきた。 湿原出会いの所で、道を間違えて
真っ直ぐいったらしい、行き止まりだったとか。 下りの木道からの眺めは快晴
のもと、会津の山々が眼下で、下りていくのがもったいない程。
田代山の木道分岐で会津駒を見ながら朝食。市川氏も帝釈山をやめて戻ってきた。
また、4時到着のRV・3名パーテイも上がってきた。
これから、たぶん紅葉狩りで大混雑の鬼怒川方面をこえて帰らねばならないので
のんびりしてはいられない。 たった1時間ほどののんびりで出発。
最高の展望に心を残しつつ、途中途中で眺めながら来た道を戻りました。
PS 帰途、田代林道を栗山村に抜ける道から、大きく迫って迫力のある日光連山が
見えましたナカナカ。 栗山村周辺、鬼怒川竜王峡は紅葉真っ盛りでした。
また、あいも変わらず、矢板からの県道52号線を途中で分からなくなり、
右往左往し、福原から小川にでました。栃木県内の道は苦手・・・・トホホ
栃木の道路地図を入手せねば・・・・・