晩秋の西吾妻山はいい天気

晩秋の東北の山々の展望を期待して、まだ登ってなかった西吾妻山にいって
きました。 予定どうり北はいい天気で、望みの展望が得られました。
山頂部には雪がうっすらとついて、若干の冬気分も味わえました。
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【日 程】96年11月3日(日)
【天 候】晴、
【コース】鹿島240(車)→白布峠630/715→馬場谷地810→西大巓930/1000
     西吾妻山頂1040/1050→天狗岩1100/1120→西大巓1200/1320→
     白布峠1520/1550(車)→田代山猿倉登山口2030(車中泊)
【メンバ】単独
【参考書】山渓アルペンガイド東北の山(S46版)
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浦和レッズのTV観戦で疲れてしまい、明日早朝の出発とした。
なんと2時に起きた。 もったいないので、即出発、家人に置き手紙をした
ためて、初めて、磐越道で猪苗代に向かった。 
噂どうり4時間程で、白布峠につき、便利になったものだと感心する。
猪苗代から裏磐梯間はまだ紅葉だが、裏磐梯付近からは紅葉も落ち、唐松の
黄葉のみであった。

白布峠には習志野ナンバーの車があった。 目指す西吾妻山には雲が懸かっていた。
ブナとアオモリトドマツ林の中の明瞭な尾根道を少しアップダウンしながら、
一時間歩き、馬場谷地湿原につく。 道の所々に真新しい足跡があり、先行者が
一人いるようだ。 湿原からはようやく登りとなり、少しずつ高度があがる。
付近はアオモリトドマツの森。 標高1600m付近から雲の上にでたのか、日が
射してきた。 西大巓直下から道に雪がうっすらとついていた。

西大巓山頂にはデコ平スキー場から登った夫婦パーテイがいた。遠く雲海に浮かぶ
飯豊、朝日、蔵王が見えた。 こんなにはっきりと飯豊を見たのは初めてで、
来た甲斐があった。 生憎、磐梯山は雲の中。 また、これから登る西吾妻の
なだらかな山容が印象的だ。 ガイドブックどうりこの山頂は展望がいい。

湿原のそばに立つ西吾妻小屋はきれいな避難小屋だった。 ここで天元台からの
女性2人パーテイとあう。 西吾妻山の山頂はトドマツの樹林の中で、展望がなく
なんか寂しく、静かなピーク。 またあった夫婦パーテイに写真を撮ってもらった。
吾妻神社のある天狗岩には誰も居なかった。 ここも展望がよい。 ただ、先程
まで見えていた飯豊、朝日は雲の中。 頭上は快晴の青空だった。

そろそろ疲れてきたのか、西大巓への登り返しはちときつかった。
山頂には郡山からの6人パーテイがすき焼きランチの最中だった。
腹も減ったしここでカップヌードルのランチとした。 南の雲が切れてきて、
磐梯山、裏磐梯の湖群、猪苗代湖、雄国沼、猫魔岳が見渡せた。 
展望を楽しみ、のんびりしていると5パーテイが来ては去っていく。
スキー場に下りる人が多く、ほとんどが明日は磐梯山に登るとか。 

ここで、朝見かけた足跡の主である先行者と出会った。この人だったのか!
習志野ナンバーの車で、千葉の市川から深夜2時半白布峠着、仮眠後6時半に
登り始め、人形石までピストンとか。 明日の予定は決まっていないとか。 
毎週車で山に出かけているという。俺も同類だが。
なんとなくの成りゆきで、この単独行者と話しながら下りる状況になってしまい、
二人連れでの下山となりました。 話では若い頃良く登り、3年前からまた山歩き
を始めたらしい。

白布峠は朝とは違い、混雑し、たこ焼き屋さんが営業してました。
一緒に下りた市川の人は、これから田代山にいくといったら、俺も行くわ・・・
で、猿倉登山口で今晩会う事にして別れました。

桧原湖畔からは夕日に照らされた磐梯山、安達太良山がくっきりで美しい。
今日は天気に恵まれて、初めてのいろんな展望が得られ、満足、満足のハイクでした。