沼原から南月山周遊

今年は欲張って、もう一度紅葉を味わおうと、また那須に出かけました。
日留賀岳にとも考えましたが、来年に回すことにして、シモンさんが９月
に辿った沼原コースにする事に決めました。　でもシモンさんの報告に
が登山口がはっきりしないとあったので、結局当日の朝、入り口のはっきり
していた白笹山から、つまりシモンさんの逆コースを行くことにしてしまい
ました。
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【日　程】９６年１０月１８・１９日（金・土）
【天　候】10/20晴→高曇り→小雨→曇り時々晴
【コース】１０月１８日
　　　　　鹿島2030（車）〜沼原駐車場2400（車中泊）
　　　　　１０月１９日
　　　　　駐車場745→白笹山頂915/930→南月山1000/1100→牛ヶ首1135
　　　　　→姥ヶ平1155/1220→池→沼原湿原1420/1445→
　　　　　駐車場1500/1530（車）〜美和道の駅〜鹿島2020
【メンバ】かむろ、Ｋ氏
【山　域】那須塩原
【参考書】エアリアマップ那須塩原、#1985シモンさん報告
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１０月１８日・金曜日
　夜の沼原駐車場には一台の車もなかった。満天の星空、流れ星を見た。
　その後、一台の車が到着。　シーズンなのでもっと多いと思っていたが。　

１０月１９日・土曜日
　朝、三斗小屋温泉に向かう男性２人パーテイと情報交換したのち、
　白笹山へ。　この山の斜面の紅葉はすでに終わっていた。
　朝晴れていたが、白笹山頂では曇り、潅木に覆われた展望の得られない
　山頂だった。　南月山に向かう稜線から那須山麓の景色が良く見えた
　（シモンさんの報告どうり、那須ハイランドがはっきり）。
　南月山山頂では、風がつよくガスってきた。　ときたま小雨がパラパラ。
　朝見えていた大倉尾根も雲の中。　しかし太平洋側はいい天気で、八溝山が
　良く見えた。　また日の出平から1775mピークは一面緑の笹原で、魅力的な
　稜線に思えた。　ロープウエイ方面から結構人がくる。　２０人程の団体も
　到着し、大賑わい。　風を避けながら、ラーメンとコーヒーで暖まる。
　久々のガスった風のある稜線をあるく、ピーカンじゃないのも山らしく
　いいと思う。　
　初めての姥ヶ平はなかなか素敵な別天地、小雨パラパラの中、那須の稜線に
　ガスがかかって幻想的。　池に立ち寄る、ここでガスが切れ茶臼岳が見えた。
　池からの茶臼の景観は素晴らしかった。　
　三斗小屋温泉への分岐を過ぎ、だいぶ沼原へ近づいた当たりで陽がさし始め
　た。　この辺にまだ落ちずに残っていた紅葉、黄葉、うす緑の樹林が笹原の
　緑と青空をバックに鮮やかに色彩を浮かび上がらせ、美しい、感嘆！。
　こんな色彩の中をルンルン気分でゆっくり下りた。
　天気の回復した沼原湿原からは大倉尾根がくっきり見え、湿原の草紅葉
　とあわせ、周りの唐松の黄葉が秋色に輝いていた、満足！。

　駐車場では朝会った２人に再会した。　三斗小屋温泉の露天風呂は紅葉の中
　最高だったとのこと。　また、日の出平から沼原へ下りる道は笹の急斜面を
　トラバースするような感じでかなり、苦労したとのことでした。
　また、沼原駐車場から沼原湿原に下りる口の少し手前に三斗小屋温泉への
　コースに出る近道がありました（近道を示す道標はありませんが）。
　
　この時期、コースで、キノコは道ばたに見当たりませんでした。
　沼原周辺で天気が回復し、凄い紅葉を堪能でき、幸せでした。
　また、姥ヶ平と池の付近は景色が良くいいところでした。
　ガスった風の稜線も久々で新鮮でした。　ようするに楽しく満足な歩き
　なのでした。