新緑の筑波山
天気が悪いと思っていたら、以外といいのだ。 やることもないので今日どうするか
カナと相談、カナは筑波にできた犬の動物園が良いという、じゃおれは筑波の新緑だな
と口に出さず、心で決める。 表向きは犬の動物園をいってから探すと言うことにして
、家にあったインスタントラーメン2個をザックにいれ、かなり遅い出発となった。
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【日 程】96年5月12日(日)
【天 候】曇り晴→雨
【コース】鹿島(車)1030→筑波YH1230→御幸ヶ原→女体山山頂→高天原1340/1500
     →女体山山頂→御幸ヶ原→筑波YH1600→鹿島1800    
【メンバ】カナと二人
【山 域】筑波山塊
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なんだかんだで、道に迷ったということにして、動物園は無理だねといいつつ、車は
筑波YHへ着いた。 ここから登るのは7年ぶり、その時も5月で、きれいな新緑だった。
あん時は裏筑波キャンプ場での家族キャンプの時だった。 その時カナは3才だったな。
薄日が射した曇り、山の新緑は予定どうり、素晴らしい。 新緑一杯の整備された道を
のんびり登る。 カナは珍しく元気一杯、かなり先行して、時々振り返る。
道ばたにすみれの花、ウグイスの声、新緑、山桜の花びらがたまに落ちてくる。
下りてきた老夫婦にすみれの名前を聞く、たちつぼスミレとか、またカタクリの群落
の様子も聞いたら、カタクリの季節は概に終わり、種を持っている状態とか・・・
そうかもう遅かったのか・・・・おれって無知!
御幸が原にもう少しのところで、先日覚えたニリンソウが咲いていたのだ。
自慢げにカナに教え、物知りな父を装う。 
御幸が原から女体山は結構な人出に遭遇。 山頂から、霞ヶ浦、鹿島は見えなかった。
でも麓の水の張った田植え後のたんぼが光を反射し、その光景はきれいだった。

前回の3月に来た時、気に入った高天原付近の台地まで下りて、そこで遅い
ランチとした。 昨日のハマグリ採りで残ったワインと鹿島槍の残りもののカシュー
ナッツと今日詰めたラーメン。 最後に、カナはホットコンデンスミルク、俺は
アイリシシュコーヒー。 ここからは山頂がよく見えて、木々の緑も気持ちいい。
約一時間半程、本当にのんびりだった。 
だいぶ人が少なくなった道をまた登り返し、筑波YHに向かった。 何度も新緑は
最高と思う。 特にブナはみごとだ。 最後の歩きの頃、ポツポツと雨が降ってきた。
気持ちよい雨だ、「雨に濡れても」を口ずさみ下りた。

  帰りの車で、カナにまた騙したねと言われた新緑満喫の**かむろ**でした