八幡平の大深沢源流
 
2週続けて、またも縦走路入口
今日は本番、仮戸沢から大深沢に下りるのだ〜
遠望良し、秋田駒ヶ岳が浮かんでいる
モロビ岳から岩手山
モロビの肩から
鞍部から背丈以上の密笹藪突入
15分であっけなく沢状に・・ホッ
源流部は蛇行し周りはモロビの原生林いい雰囲気だった〜
ブナ林の中のゴーロ、浮き石に注意!・・・・
浮き石でバランスが・・あっ〜背中から落ちていく〜
ここは仮戸沢ゴーロ帯。
幸い怪我なし、打ち身少々。
水浸しでカメラが?・・これで何度目っすかね〜トホトホ。
沢ではこれがあるから防水袋に入れなくちゃ・・
わかっているけど、面倒がってできない駄目なオイラ。


何はともあれ、まぁ無事で大深沢到着。

まずは濡れた寝袋などの物干し。そして一夜の宿・ツェルト設営。
ここは4度目という湯沢の源流釣り2人組が登場。
服装装備から沢慣れたベテラン雰囲気が漂う。
彼らは上流のテン場へ。
ブルーシートのタープが快適そう。
2泊してこの周辺で遊ぶらしい。

15分ほど下流のナイアガラの滝へ。
左岸の巻き道で滝下へ出る。
カメラが無いのがとてもさびしい〜 いい光景なのでね。
幅広の滝で、ホントミニミニのナイアガラ風味。
滝にトラロープ有りで登れそうだが
森吉の田中さんを思い出し止めたっす。安全第一

今晩のメインディッシュはイワナの塩焼き予定。
だからして、オイラは釣り役。
y氏はたき火奉行。
餌は2ヶ月前から家の冷蔵庫で飼っていた元気ないミミズ。
まず、湯沢組に挨拶して、東の又沢へ。
いやはやナメがつづく美渓っす。
きれいすぎてイヤな予感。
でも、でかい滝壺にイワナ発見・・シメシメ
こんな大きい滝壺、はじめてなのでどこに竿出すのかわかりません〜
適当に竿をだすが、あたりもなにもなし・・早々あきらめ〜
石ゴロゴロの北の又沢の方が正解だったかもね。
たき火で塩焼きの夢はついえたかに思われたが
北の又沢に入ったフライマンの湯沢組から2匹恵んでいただきました。
超ラッキー、感謝、感謝、大感謝。
この時期はフライだそうです。
たき火でイワナの塩焼き。最高の夜っす。


北の又沢。ナメとゴーロが交互にでてくる。渓相よろし〜

オイラ向きの源流小沢風落ち込みが多数あり。
ここだったら、釣れたカモ・・
最初の悪場は左からの支沢が長い大滝となってぶつかる先の幅広滝。
右岸に危なっかしいテープに繋がれた木の枝。
ここを登っていくんだね。
登攀の好きなy氏がTOP。冷や冷やもんで突破。
ここではじめてザイル。オラもハーネス。
やっぱり、沢にはいらないと思っても持ってこなくちゃ駄目。
オラ一人だったらここで戻りか
大きな巻き道を探したね。y氏感謝。

急傾斜のゴーロを越すとすぐ左岸に湿原。
沢から湿原に上がり、ニッコウキスゲ咲く天上の楽園へ。
誰もいない空間、最高の贅沢!
見る景色がとても新鮮だ〜

GPSに従い、背丈以上の笹密藪突入〜
予想以上に手強い。
息絶え絶え、大汗かいて、体力気力が萎えていく。
笹が薄いシラビソの樹下で休みを入れながら・・
途中、湿原にでて、藪再突入。
もう限界という時に、大深山荘が現れた。

山荘からケンソ森までの登山道。
藪がひど〜く廃道寸前っす。
この藪は弱ったオイラの体力を更に奪う。
前日、モロビで出会った登山者が
この裏岩手縦走路は廃道寸前だといっていたっけ。
オイラも心から納得だ〜
彼は秋田駒八合目泊〜田代岱山荘泊〜ヤツセ森山荘泊〜昨日は大深山荘泊とか。
秋田側の方が道はマシだとのこと。
照りつける太陽。あつ〜あつ〜
さわやかな風も少な〜
真夏の1400mの尾根歩きはやるモンじゃないっす。

ようやく入口到着。もう歩かなくていい。
長くハードな一日。目一杯の体力をつかってヘトヘト。
しかし、心は満たされた。
つきあってくれたタフなy氏に感謝〜
 
<教訓>
1.沢にはビーチサンダル
2.カメラには防水袋
3.荷物は防水袋にパッキング
4.蚊取り線香、虫除け具、薬
5.ブルーシートでタープに
6.どんな沢でもザイルとハーネス、ヘルメット
7.下りの浮き石、要注意
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8月19、20日(土、日) 晴れ
y氏と
19日
入口715→鞍部1000→激藪→沢状1015→仮戸沢→三又1330泊
20日
三又630→北の又沢→湿原→激藪→湿原
→激藪→大深山荘1230/1320→入口1715
温泉 藤七温泉 450円
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