葛根田川を遡行(大石沢まで偵察)
 
 
カメラが死ぬ直前の最終写真。最初のゴルジュはお函だす。左岸のへつりで滑って、泳ぎました(^^;;;
スパイクの苦手な藻の付いた岩だした

 
入渓直後、今日は影が相棒、よろしくね
 
広い河原状、両側はブナとミズナラの美林
 適当に左右渡渉しながら、深くて膝上10cm
 左岸に明通沢が流れ込んでいます
少し行くと左岸にドームの滝
そろそろ沢的な様相に
最初の淵は右岸を巻いて通過、滝上から振り返りました
お函の入り口付近かな、深そう・・

お函の左岸で跳んでやり過ごそうとしたんだっす。着地点は嫌らしい藻がついたとこ。滑って体が水流に沈みました。なんとか元の場所に這い上がりやんした。おお、なんと胸ポケットのカメラやタバコが濡れてしまったではないか。水を切りカメラはビニル袋に包んで雨蓋へ。一度あることは二度ある。さてどうすんべ。跳ぶ手は駄目っす。岩にわずかなクラックの出っ張り。手がかりは薄いが、上にGO。なんとか這い上がり成功。なんと下降用のロープがあるではないか。たった2m程の壁にショッパイ思い。

大石沢出合いはほぼ12時だした。いいテン場があり申す。ここで、カメラを日干しながら昼飯。あわよくば今晩八瀬森山荘泊の予定であんしたから、シュラフは無いのっす。布団が小屋にあるというもんだからね。軽量化させていただいた訳だす。予想以上に時間がかかりましたな。このペースじゃ明るい内に小屋は絶対無理だすべな。やはり初めての渓はコース取りに時間がかかりますや。今日は下見ということで引き返すことにしたでがんす。この沢、本日オイラの独り占め。誰かと会いたかったけどね。記憶を確かめながら、今度はじっくりと周りの景色を楽しみながら戻ったっす。いいですなぁ周りのブナ林。太いミズナラもあります。またお邪魔させてもらいます。今度は八瀬森までいきましょうや。

前夜、近くの某店でハイドレーション水筒セットを購入したのである。最近、某店の売り上げに大夫貢献していますな。そうそう、始まりは月山八合目の前日にいったスキー展示会からだったっすな。2割引に釣られて153cmスキー板+テレビンディングとオスプレイのスキーザックをつい衝動で買ってしまったっす。その日から物欲に火が着いたっす。物欲といっても山道具ばかりなんすがね。次はショートカットのトレッキングシューズ。これはビジネスにも使えるからねと言い訳さ。やけくそついでにカミサンのザック。なんていうブランドだったかな?忘れたず。そうそうアシックスのブランド・ジェーンリバー。すべてカード決済だすから金銭感覚が麻痺気味よ。着実に道具貧乏の道を歩んでいますな。実は沢歩き用の靴とスパッツも買いたかったんですが、2年前釣具屋で買った格安スパイク靴と昨年買った渓流フェルト足袋があるものだからじっと我慢して、はやりのハイドレーション水筒だけにしたでがんす。

そんなわけで、今日の出で立ちは安いスパイク靴だした。フェルト足袋は草付きで滑るのでやめました。沢なので水分補給システムは必要でないけど、折角の新品、ハイドレーションを試したっす。結果はどうかって? ハイドレーションはビニル臭かったっす。なんか工夫がいりますな。でも、いちいち水筒をザックから下ろして水を飲む面倒が無いのは二重丸。つい水を飲みすぎて小便の回数がとても多かったっすよ。まあ買って正解。安いスパイク靴は足先が当たり申したよ。高い専用靴がいいんだべかね。わがらねぇ。この沢はスパイクの苦手な藻が付いているとこ多いので、フェルトの方がいいかもだすな。夏とはいえ結構水温低く感じましたや。水につかっていると涼しくていいんだすけど、ふくらはぎの筋肉が冷え、痙攣おこし易くなりますな。やはり、保温スパッツが必要な気がしてきました。

本当に沢歩きはいいっすな。冷たい沢水の冷却効果で暑さ知らずだす。沢を渡る風も心地よいしね。今回虫もいなかったし、快適だした。ただ不安定なゴロ石歩きやヘツリで足筋肉の疲労が大きいのがつらいっすな。今回痙攣予兆が結構あったからね。まぁ夏は沢かもね。

教訓。沢にはいるときはカメラ防水忘れずに、では甘いっす(昨年は森吉の沢でカメラ水没)。カメラは持っていかないのだ。使い捨てカメラ忘れずに。でも現像面倒だっすよ。やはり防水だけにしますかな。

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7月3日(土) 晴れ  ひとり
装備 スパイク釣り靴 ヘルメット ロープ20m ハイドレーション wポール 
滝の上温泉駐車場825→入渓855→明通沢950→大石沢1150/1230→戻り1510
温泉 玄武温泉 500円
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