月山・プラ靴修験道
 
 
濃霧の中でハクサンイチゲの群落

久々の木道でした
イワカガミのピンクとチングルマの白
八合目近くに降りたらガスが切れて
阿弥陀ヶ原の池塘も見えてきました
阿弥陀ヶ原方面の雪の残り方はどうだんべな? 来シーズンの参考になるべったかな。あわよくばの期待をこめて、スキー背負いのプラ靴修験道であんした。で、木道を歩き始めたばってが、一面の濃霧で雪の偵察どころではながったなや。ほとんど夏道を黙々と歩くだけの修験の道だったっす。慰めに花が至るところに咲いておりました。白い花はチングルマとハクサンイチゲのどちらかだすよね。ピンクはイワカガミざんす。紫はなんだっけナントカシオガマ。黄色も思い出せませんな。最近花の名前はもうどうでもいいような投げやり気分す。
 
濃霧がメガネを曇らせて拭くのが面倒だったす。ようやく雪が出てきて喜んでスキーを履いたら5分で駄目になりました。夏道近辺でずっと続く雪面は無かったっす。山頂部の10分ぐらいす。まともな雪面はね。多分ね。一面ガスで視界が無いから本当のところはわがらねぇ。夏の月山はこんなガスの日が当たり前だす。山頂には10名ほどパーティ。姥沢からの宗教的雰囲気のある一団。神社石垣奥の岩にお供え物をして祈っていました。この岩がご神体なのだ〜らしい。この辺の雪はだいぶ消えました。倉庫のある石垣を目安にすれば2mは消えた勘定だっせ。2週間前よりね。
 
ガスの中滑って行きましたっす。すぐやばそうな感じがしたからGPSをみたっす。おお戻らねば・・。つぎにまたやりましたな。今度は藪突入で尾根に這い上がりましたっす。藪こぎのあとは、道のありがたみがひしひしとわかりますな。あとはタダひたすらプラ靴修行に専念したっす。八合目手前に来たらガスが切れ視界が効くようになったっす。駐車場には朝結構あった車も3台程度しか残っていなかったすな。ほとんどがタケノコ採りだったすのもな。品倉尾根が見えてました。
 
三合目から5合目にかけてのブナ林はいつも見事ですな。いつかこのブナ林に分け入って見たいと思い続けて長いっすけど、いつも素通り、車からの鑑賞。きっと縁がないんだな。雪のある時期に羽黒から月山までスキーでいってみたいもんだす。そんときじっくり山毛欅を見てやりましょうぜ。いつになるやら・・・
 
帰路、酒田のワンタンメンがどんなものか答えを出さねばならない。今年初め文春で椎名誠の酒田紀行を読んで以来の懸案だ。彼が食べた2軒の試食は最低のノルマだ。まずは『川柳』でワンタンメン、次は『満月』でスタミナワンタンメン。これで気が済んだ晴れ晴れ気分。腹満腹。
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6月19日(土) ガス→曇り  ひとり  
八合目1010→仏生池小屋1130→山頂1250/1320→戻り1625
温泉 象潟道の駅 350円
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