国道108号から雪を纏った鳥海山。高山はもう冬。登山口には山形車と秋田車の2台。観音森への標識と直登コースの標識がある。乾いた尾根道。こんな所に沢の流れと水場。急登で笹原の丁山頂には2時間。背後に鳥海の雄姿。霞がかかり遠望が鮮明でない。神室連峰、甑山、その他は定かでない。かすかに月山か。
噂の真室川への下山路標識。両脇は凄い笹原。タケノコ採りにお薦め。振り返ると丁岳の重量感ある山容。縦走路からの丁岳の雄姿もお薦めだ。萱森は丁山地のマッターホルンである。マッターホルン状の山といえば、房総に伊予ヶ岳、会津に蒲生岳、奥久慈に明山。この中では明山に似た感じか。かなりの急登と急下降だったが、思ったほどでなく、wのポールは使用可能だった。
庄屋森で昼飯。あと二つのピークを越せばいい。甑山がかなり近い。この辺の山々を間近に見るのは初めてだ。丁山地はこんな感じなのか。急峻で痩せた山稜。丁岳の裏に鳥海が鮮明に浮かんでいる。
観音森の下りも予想外に急であった。ムキタケに出会う。山麓のブナ林はこれまでのアップダウンの道に比べとてもなだらか。最後の杉林の道は疲れからか結構長く感じた。
夕暮れの鳥海を見ながら鳥海山荘の湯に浸かった。
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