はっきりしない梅雨のような天候。祓川の駐車場には一台の車も無かった。今日は写真にある康新道上級者コースを辿ってみた。堤滝までは明瞭な踏み跡が続いていた。途中にはなかなか枝振りのいいブナ林があった。滝近くには小湿原があり、ウメバチソウの白い花が迎えてくれた。滝周辺にはテン場向き平坦地があった。ケルンが数個あり矢島山岳会の人達が利用しているような感じだった。そこから先は道形が不明となり、見上げた岩に上矢印のペンキがあったので、岩を越えて上がった。周辺を見渡すと岩にまたペンキ矢印。それを手がかりに先に歩を進めた。夏草が繁茂し道形は全くない。10分ほど登ったところで上に行くのをあきらめた。虫が顔にまとわりつき蚊取り線香の準備をしなかったことを悔やんだ。夏は草の繁茂と虫が邪魔である。鉈も必要だった。やはりこの周辺は雪のある時期がいいようだ。
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