月山・大雪城を滑る
 
山頂から15分大雪城を下った
標高1550m地点から清川行人小屋を・・

昨年もほぼ同じ時期に月山だった。山頂から広大な雪原・大雪城を見て来年滑ろうと心に決めたのだった。また清川行人小屋も昨年からなぜか気になっていた。で、今日は大雪城を滑って小屋までのルート確認が目的。

姥沢周辺の雪は昨年よりかなり多く残っている。リフト降り場からウロコ板を久々につける。快晴。最初トラバース気味に行ったが、滑りの魅力に負けて谷に滑った。ウロコ板は爽快に進む。牛首から背負い、山頂へ。夏道沿いにシラネアオイの花。池付近にハクサンイチゲの群落。鳥海に比べたらラクチン至極で山頂。すぐ、東京からの男性が来て情報交換。兄さんはプラブーツにスリーピン・ウロコ板。雪兎さんのことが話題になった。兄さんも大雪城滑りが目的らしい。

兄さんは念仏ヶ原の道方向に真っ直ぐ滑っていった。オイラは右側の清川行人小屋方向。最初はずっとトラバース気味になる。急斜面を谷に向かって滑ったら、絡んでこけた。ウロコ板は久々なので難しい。誰もいないひとりぼっちの緩斜面。とても広大。雪面も綺麗なものだ。15分ほどで目的の小屋を視野に入れた。これ以上降りたら登り返しが大変。今日はここで止め。

登り返しは1時間20分かかった。ウロコ板なのでまぁ軽快。栃木のテレマーカーと一緒にランチ。彼はこれから大雪城を下るという。テレマーク用に工夫したスキーアイゼンをみせてもらった。東京タマキスポーツで買ったものを手直ししたもの。

鍛冶小屋下の雪面から谷に向かって滑る。今年は雪面が荒れていない。雨が少ないせいか雨溝の凸凹が少ない。気持ちいい。大夫ウロコになれてきたぜ。リフト降り場までの登り返しが嫌だったので、シュプール跡をたどってリフト尾根の東斜面をトラバース進行。かなり上級者のトレースだった。滑りを楽しむようなコースでなく、至るところ割れがでた急斜面のトラバースが続き、最後樹間の急斜面からリフト乗り場に下りた。スキー場ゲレンデを選択した方がが正解なり。

さて故郷の村山盆地・山形に向かうかどうか悩んだが、明日は鳥海湯の台に決めている。早朝のロングドライブはやめよう。で、112号を右折した。

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2003年6月6日(金) ひとり  晴、遠望無し
装備:初代プラ靴(スカルパT4)とウロコ板
リフト終点840→山頂三角点1020/1055→大雪城→1550m1110→山頂部1235/1300→鍛冶小屋下の雪面1345→リフト乗り場1430
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