鳥海・月山森 宮様コースから
 
 
ブナ林の中に切り開かれた宮様コースを登って河原宿の大雪原台地に
山頂にかかる絹雲がとても綺麗だった

今日は山形側の鳥海。宮様コースというのがどんなものか気になっていたのだ。道路の雪止まりに先行の車二台。山形ナンバーと福島ナンバー。福島車の人(単独男性)は出発寸前。挨拶を交わす。雪止まりは軽自動車は通れそうだ。すぐ乾いた舗装路になる。そして雪面。ショートカットしながら進む。後ろから地元の単独男性。背にショートスキー。かなり荷が軽そう。とにかく足が速い。山頂を目指すという。すぐ彼は見えなくなった。驚きの足の速さ。

道路脇に赤布の目印。これが宮様コースの入口だった。少し上がると、ブナ林に広く切り開かれた雪面が続くようになる。要所に赤布。ブナは細いものばかり。急傾斜の部分や、樹間が狭い部分も所々出てきて、帰りの滑降では難渋するだろうなぁ・・。ブナ林を抜けると広い雪原。滝の小屋が出てこないなぁと登って振り返ったら、下方に小屋が見えた。上には、多分山形車の二人パーティがシール登行していた。かなり下に多分福島車の単独男性もシール登り。

本当に広い雪原を喘ぎながらツボ足登り。40分程で台地状雪原にでた。遙か上の雪原に追い抜かれた単独男性が本当に小さくみえた。山形車のパーティもかなり上に行っている。ここで今日はどこまでいくかはたと考えた。外輪まで登るのだと決めてきていないので、乗り気がしない。今日はラクチンで行こうか、じゃ月山森。

台地の雪原を月山森に向けて歩き出した。すぐ河原宿小屋の屋根だけが見えた。雪に埋まっている。月山森直下で三俣からという単独男性に会う。彼は山頂に向けて歩いていった。月山森の展望地でランチ。今日は山頂部は風が強いらしく、絹のような雲が山頂にかかり大変綺麗。

月山森から滑降。湿り雪は凄いブレーキで・・。台地からの中斜面はザラメで気持ちよい。苦労した斜面も下りはあっという間で、滝ノ上小屋についた。宮様コースは少し広いとはいえ、樹林のコース。苦手だ。慎重に横ステップ降りなどを多用し何とか無事おりた。途中、足の速い地元単独男性に追い抜かれた。彼は11時に山頂に着いたという。ショートスキーが上手く、またもあっという間に降りていった。その後7人くらい上ってきた。

昨年入れなかった新装の鳥海荘の風呂に立ち寄った。まぁまぁ500円。その下のそば屋で二八そばを食す。久方ぶりに上手いそばであった。700円。

*****************************************************
2003年5月2日(木) ひとり    快晴、風少し
装備:二代目プラ靴とカービングテレ板(ウロコ無し)
雪止まり720→宮様コース入口800→滝の小屋上部雪原945→1550m台地1040
→月山森展望地1110/1140→滝の小屋1200→雪止まり1310
******************************************************
つくば以外の山リストへ戻る