稲倉岳・テレマークスキー
 

林道終点に着いたとき、先行のパーテイ約7名が出発準備中だった。すぐ庄内ナンバーの車がやってきた(酒田のテレマーク単独男性)。我パーティはカンジキ2名、山スキー5名、テレマーク7名の混成隊。昨年の同時期よりは若干雪が多い。シールを付けて林道を歩き出す。出だしはなんか足が重い。七曲がり上部ではマンサクの花が咲いていた。これから登る尾根筋と稲倉岳、鉾立が見渡せた。低い雲が流れていて稜線は風が強そうだ。森林限界付近で休んでいる先行パーテイに追いついた。ここで我々も風を避け小休止。森林限界を超えた尾根は風が強くアイスバーンが出始めた。標高1200mでシール登行困難となり、戻ることにした。先行組はスキーアイゼンを装着して登っていった。

シールを外しいよいよ滑降。アイスバーンは恐怖である。先日の中の大倉尾根的。シュラカブとなった部分はアイスバーンでないのでいいが、凹凸がいやらしい。標高1000m以下では快適な雪質。その下の樹林帯は木が邪魔で気をつかい、引っかかり、避けようと転倒。転び方が窮屈だったせいか左足首のどこかにダメージ。やばいと思ったが大きな痛み無くほぼセーフ(下るときになんか違和感あり)。前回はスリーピンと革靴で、樹林は担いで降りたのだった。七曲がり上部で遅いランチ。七曲がりはスキー担ぎツボ足安全下降。

帰路、道の駅にてフキノトウを100円で買う。秋田の面々に秋田流蕗味噌を教えてもらう。中身の花の部分は捨てて、重曹を入れた湯に入れ、すぐ水洗、水を切りみじん切り、油炒め味噌加え・・。それで造った蕗味噌は色鮮やかでなかなか上品な一品であった。秋田はさすがに山菜文化度が高いと感心しきり。

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2003年3月30日(日) 秋田面々13人と    曇り晴れ、稜線は強風
装備:初代プラ靴とウロコカービングテレ板
林道終点810→登山口835→標高960M1100→標高1200M1150→戻り→終点1430
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