昨日は高山帯の見事な紅葉を堪能した。少々疲れ気味だが、秋はキノコ採りの楽しみもあり、休日を家でのんびり過ごす暇はない。今日は低山の山の幸を目指すのだ。10月初旬はサワモダシ、ブナハリダケ、ヤマブドウが狙い目だ。そんなわけでいつもよりモシカブクロを多めにザックに入れた。
初めて、広域農道・出羽グリーンロードを経由して登山口に向かった。グリーンロードはなんとまぁ立派で、信号もなく快適である。登山口には岩手ナンバー1台、秋田ナンバー3台と大賑わい。名勝沼の沼沿いに老いたサワモダシ。コルへの道沿いに若いサワモダシ、ブナハリ。
コルから女甑および男甑への急登は手を使って登る程きつくはなかった。山頂からは、鳥海山と低山の山並みが。この低山の山並みは奥久慈の光景を思い出させた。この周辺は低山ながら人があまり入っていない雰囲気を漂わせており、山の幸の宝庫的な穴場かもしれない。ここ甑山の道は道形がはっきりしているが、かなりワイルドである。
帰りもキノコモードで下りる。名勝沼からヤマブドウモードに切り替える。すぐメンバーがたわわに実ったヤマブドウを発見。秋田面々もこんなに実が付いたものに当たったことはないそうだ。今日は充実の山の幸であった。サワモダシの群生とたわわなヤマブドウは初体験だった。
帰路は猿倉温泉・鳥海荘でアルカリ泉の露天風呂から鳥海山を眺めた。
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