カミサンに疲れない軽い山だからと言い聞かせ、栗駒の紅葉狩りに出かけた。早朝でも大型バスからは団体さんが続々。紅葉のメッカ巡礼的大混みが予想されたので、誰もいない静かな自然研究路から新装なった笊森避難小屋を目指した。小屋分岐で名古屋からの単独男性と若柳町からの二人の女性が降りてきた。いずれも目指す場所は避難小屋。小屋は本当にきれい。ハイマツ帯だから眺望がすこぶる良い。ひじょうになだらかでこの周辺はテレマークを楽しめそう。笊森山も丸くていい山だ。那須の赤面山みたい。いつかこの小屋に泊まりたい・・

中央コースへ上がる途中で女カメラマンに会い栗駒の紅葉について聞いた。９年前の紅葉は赤一色だったそうな。一昨年も良かったらしい。今年は赤の出が・・といっていた。それでも我々には十分すぎる美しい光景が広がっていて、今日は最高だねと言いあった。

中央コースは団体ツアーの人で行列。草紅葉がきれい。山頂も大混雑。名古屋の男性と一緒にランチ。赤ワインで乾杯。カミサンは疲れたと言いながらこの紅葉に感激しているようだ。帰りも下りたことのない産沼への道を選択。なつかしいイントネーションの団体が来たので聞いてみたら白河からのオカアサン達だった。名残ヶ原から左に周回路を初めて辿った。なんとなんと、そこには美しいロックガーデンが広がっているではないか！なるで、雲ノ平にあるアラスカやスイス庭園的な雰囲気だす。これまでのなだらな光景とは対称的な光景。ここの紅葉も唸る程。

帰りは大湯温泉阿部旅館で天然川風呂。山の温泉はやはり風情あり。