森山

秋田から五城目町を通過するとき、大きくそびえいつも気になっていた山を目指す事にした。雪のない低山で春を感じるのが目的だ。

まずは五城目町の朝市に立ち寄ってみた。さすが山菜王国である、知らない山菜が多数売られていた。アイコ(ミヤマイラクサ)、アザミ、行者ニンニク、サシボ(イタドリ)、ホンナ(ヨブスマソウ)、ウリ(オオバキボウシ)、・・。アイコは山菜の王様でかなり高い。田圃のあぜや沿道にはオオイヌノフグリ、セリ、分葱、ノビル、時期を過ぎたフキノトウ、ミズバショウ・・里の春景色の競演だ。

五城目町にある森山は独立峰的な山容を持つ標高325mの低山である。二つのピークがあり、低い方には電波塔が建っていて、そこまで車道がついていた。

電波塔ピークからはいったん急坂を鎖に捕まりながら下り、そして急坂を一気に登る。両側はかなりの急傾斜のやせ尾根。コンクリートの道に鉄柱と鎖が渡してある。道沿いにイチゲとカタクリが咲いていた。イチゲは筑波に比べかなり大きく、カタクリは色が濃い。

20分程で山頂。曇りで遠望はなく残念であったが、晴れていればかなりの展望が楽しめそうである。

帰路、大潟村のサンフローラで汗を流した後、産直所で山菜を観察。新鮮なカタクリが200円だった。(4月15日)

つくば以外の山リストへ戻る