茨城・奥竜神川・上流部遡行
奥久慈の達人であるシモンさんの特別参加を得て、雪の舞い散る中、奥竜神川
上流部を遡行してきました。
シモンさんの話から、この上流部にはしょっぱい場所はほとんど無く、ルンルン
気分で歩けるつもりで入ったものの、下流部ほどではないにしろ、自分にとって
緊張の所が結構あり、さすが奥竜神なのでした。
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期日 2000年2月16日(水)
天候 雪時々晴
メンバー シモンさん&国氏と3人
行程 自宅500〜中武生下り口800→奥竜神中間地点830/845→ランチ淵1135/1210
→小草林道トンネル1245→小草林道入口1300〜自宅1600
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メンバー
前回の2月6日の下流部の延長上にある上流部の決行日を国氏と調整の末2月16日
とした。 シモンさんを誘ったらokとなり今回はうれしい3人となった。
奥久慈の山達人・シモンさんと奥久慈を歩くのは初めてである。
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シモンさんとなんど |
国氏 |
今季一番の寒波の朝
今季最大の寒波のせいか、ここ鹿島でも気温計は−6℃を指していた。
シモンさんと合流
シモンさんとは720宝源台で合流し、シモン車を小草林道入り口にデポ後、
なんど車で中武生下り口に向かった。
雪が舞い落ちる中、エスケープ路をおりて、奥竜神中間地点へ。
遡行スタート
8時45分、いよいよ2月6日の続きが始まる。
今回の先頭はルート経験者のシモンさんである。
先行者の足どりが参考となるので、後続は楽である。
すぐ、両側から尾根がせりだしたしょっぱい場所となった。
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先頭のシモンさん |
シモン氏軽快に跳ねる |
遡行メモ
シモンさんが楽ちんと言った本ルートも我々後続には侮れないものだった。
高巻きを2回ほどこなしたら、笹が林床の緩やかな斜面が左に見え、
広い河原となった。 10時5分、ホッ、なごむ。
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氷結した流れ |
きれいな淵 |
10時10分、右手に氷結した見事な滝が現れた。六段でその高低差も結構あり、
見応えがある。 十分観光資源になるような実力のある滝とみた。
でもそっとしておこう・・・・・。
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六段の滝 |
シモンさんが撮影した写真 |
10時20分、最後の高巻き、確保した左手の下には山栗が有り、
手のひらに棘が多数ささる。 必死でとる。
10時25分、2段の滝ときれいな淵。
10時40分、緩やかな左手斜面に石垣、朽ちた家の残骸、五右衛門風呂釜。
かつての人家跡なのだろうか。
11時、両側が狭くなったきれいな淵。いい感じだ。
11時15分、右手の緩斜面の木に目印のテープ。踏み跡有り。
武生林道に逃げる道らしい。
この先にはいい感じの渓が現れ、緊張が無く沢歩きが楽しめた。
11時35分、きれいな淵の前でランチとする。
雪と風で結構寒くなる。ガスボンベの残圧が少なく、ラーメンがなかなか
煮えない。
12時10分、遡行再開。今回初めてのロープ設置カ所。
ここを過ぎたら、後は悪場無く、広い河原を辿ることとなった。
途中、右手に武生林道のガードレールが見えるところ有り。
氷結部のトラバースで最後尾の国氏がスリップ。見事な着地でドボンを回避。
お見事!
12時45分、小草林道の橋のトンネルに無事到着。
感想
これで今季の目標の奥竜神川遡行を終えた。
遡行には今回約4時間、前回が4時間だから、とおしでは約8時間程度。
休みも入れれば、約10時間程度は見ておく必要がある。
自分の実力ではとおしでやるのはかなり無理があるようで、やはり
2回に分けて正解だったと思う。
上部は緊張カ所が少なく余裕があるのも一因だが、見所が下部より多いようだ。
途中のエスケープ地点の前後は結構いい渓相で、沢を緊張無く楽しめる。
シモンさんの沢歩きの印象
こちらはなるべく、時間をかけ楽なルートをあれこれ探しながらのタイプだが、
シモンさんはルート判断が速く、大胆に岩に向かっていくタイプであった。
すいすいと悪場に向かっていく様は真似できない山師の風格があった。
帰途
温泉に寄るつもりだったが、平日の夕方の道路渋滞を考えたら
早めの帰宅がいいだろうと方針変更し、水府村物産センターで
安い長葱を仕入れ、帰った。
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