- 快晴の朝。晴れた日の義務なのだ。どこに行くか決めないで寝たものだから、7時に起きてしまった。この時間だと遠出はきつい。困った時の太平連山が待っている。それじゃ、さかぼうさんお薦めの野田口だ。
- 野田口には宮城ナンバーの車のみ、旭叉に比べ極端に入山者は少ない模様。俺が2番目。面倒だったのでコンビニ立ち寄り無し、食料はラーメンのみだ。煙草も残り2本。
- 渓流沿いの道を辿る。赤ペンキで道は明瞭だが狭く、滑る。紅葉と渓流がとてもグー。渓流の後は素晴らしいブナ林。林床が密生した笹でなくすっきりと見晴らしのいい森だ。日当たりもよくとても明るいブナ林である。こんなブナ林は秋田では初めてであり、俺好みだ。今日このコースを選択したのは大正解。お気に入りにインプット。
- 女人堂の水場でラーメンの水をペットボトルに。ここの泉はうまい!
- 剣岳直下の登りは急坂が続き厳しかった。トラバースの道は立入禁止でなければ、太平山頂まで行けただろう。
- 宝蔵岳と太平山がとてもアルペン的にみえる。この光景は旭叉コースでは得られない。太平山に登りたいと思わせる景なので、宝蔵岳手前までいったが、戻りの沢沿いの道は明るい内に歩いた方が安全だなと思い返し、剣岳山頂でのんびりする事にした。
- 下りてきた宮城の男性と会った。彼は7時出発とのこと。当方は2時間遅れである。前夜、野田口車中泊らしい。
- 剣岳山頂には、秋田市からの男性がひとり。二人でランチとなった。最後の煙草を吸う。快晴、鳥海、岩手、秋田駒、和賀、焼石、栗駒が。 野田コースは、これまで登った太平山各コースの中で最高にいい。 素晴らしい渓流、俺好みのさわやかなブナの森、太平山のアルペン的光景・・・。
- 秋田市の彼が下りた後、一人静かに太平山をスケッチ。太平山頂まで行かなかったので余裕あり。今日も来て良かったと思う。
- ようやく、筑波で言えば水源コースにあたる太平山お気に入りコースを見つけた。キノコはないが心満ちた山歩きであった。
- 帰路、野田集落の手前で車を停めて、西日に燃える太平連山を仰ぎ見た。
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