ジョンソン、ムクチナート・スケッチ紀行

1.プロローグ

昨年12月のエヴェレスト街道トレッキングでネパール病にかかってしまった。
ヒマラヤの山の大きさとシンプルな山村の暮らし、また多様な民族が織りなす不
思議な世界に魅せられてしまったのだ。

今回は、ヒンズー教とチベット仏教の聖地であるムクチナート、ヒマラヤの温泉地
タトパニ、大展望が得られるプーンヒル、ラリーグラスの花咲くゴラパニを巡る
ジョンソン街道のトレッキングである。 
今回も手間いらずの楽ちんなツアーにしてしまった。   

2.トレッキングツアー概要(メンバー、日程、装備、費用)
(1)メンバー(10名)
・S氏リーダー  40代後半か? 優しい目、酒は好きそう・・・
・O氏      60代、エベレスト街道トレッキングに続いて2回目、
・S氏夫妻    60代、エベレスト街道トレッキングに続いて2回目
・M氏      60代、トレッキング3回目
・0M女史    60代、エベレスト街道トレッキングに続いて2回目
・0Y女史    60代、エベレスト街道トレッキングに続いて2回目
・TM女史    50代前半、ネパールは2回目 
・MT女史    50代後半、初ネパールの元気姉さん
・なんど     40代後半、エベレスト街道トレッキングに続いて2回目
(2)サポート隊(16名)
・サーダー  マン
・シェルパ  ニーマ、ダック、サントス、ガンジュ少年
・コック   チョン
・キッチンボーイ  5人
・ポーター  5人
     
(3)日程
4/11 成田→シンガポール
4/12 シンガポール→カトマンズ→ポカラ(標高1100m)
4/13 ポカラ→ジョンソン→カクベニ(標高2900m)
4/14 カクベニ→ジャルコット(標高3600m)
4/15 ジャルコット→ムクチナート(標高3800m)→マルファ(標高2700m)
4/16 マルファ→ラルジュン(標高2600m)
4/17 ラルジュン→ガーサ(標高2000m)
4/18 ガーサ→タトパ(標高1200m)
4/19 タトパニ→チトレ(標高2300m)
4/20 チトレ→ゴラパニ(標高2900m)
4/21 ゴラパニ→プーンヒル(標高3200m)→ビレタンテイ(標高1400m)
4/22 ビレタンテイ→ポカラ→カトマンズ(標高1400m)
4/23 カトマンズ→シンガポール→成田 
    
(4)トレッキング装備&持ち物
1)貴重品・常時携帯品類
金(46,000円)今回はドル持参せず
旅資料(旅のしおり、地図、ネパールガイドブック) 
コンパス、筆記用具、スケッチ用具、眼鏡、サングラス
カメラ(28ー200mmズーム)、フィルム8本、予備電池類
MD(MD6本)、時計、喫煙類、双眼鏡、洗面用具
薬(風邪、胃腸、痛み止め、日焼け防止、リップ保護)
タオル、手ぬぐい、トイレットペーパー2巻
2)服装・履き物類
日除け帽子、目出帽、Tシャツ(4)、耐寒長袖下着(1)、上フリース、
秋用カッターシャツ、夏シャツ(2)、ブリーフ(6)、パンツ、
厚手パンツ、夏パンツ、フリース手袋、軍手、靴下(4)、
ロング靴下(2)、ゴア上下雨具、傘、
トレッキング靴(ゴアナイロン軽量靴)、ジョギングシューズ
3)その他携行品
ウエストバッグ、小型ザック(35L)、大型ザック(70L)
スポーツバッグ、水筒(0.5Lペットボトル)、テルモス(0.5L)
カップ、ナイフスプーン、ヘッドランプ、ストック、
ザックジッパー用鍵(1)

(5)トレッキング諸経費
1)事前経費
・ツアー料金    338,000円
・ビザ手数料     4,200円
・ネパールビザ代   4,000円
・成田空港使用料   2,040円
・旅行傷害保険    9,000円
  合計 357,240円
2)旅行中経費
11日 成田免税品  ウイスキー1,500円、煙草1,700円 
    夕食 3,000円
12日 <換金\10,000→6,220ルピー>
   缶ビール 80ルピー、瓶ビール100ルピー
   枕チップ20ルピー、空港使用料100ルピー
13日 空港使用料100ルピー
14日 お茶10ルピー、ストール310ルピー
15日 ムクチナートゴンパ拝観50ルピー
16日 川口慧海記念館喜捨50ルピー
17日 お茶10ルピー
18日 お茶10ルピー、瓶ビール2本200ルピー
19日 お茶15ルピー、コカコーラ40ルピー、
20日 焼酎2杯40ルピー、地図80ルピー
21日 お茶15ルピー、コカコーラ30ルピー、瓶ビール150ルピー
22日 お茶20ルピー、夕食540ルピー(瓶ビール2本含み)
   枕チップ20ルピー、ネパールおみやげ代3370ルピー
23日 国際電話850ルピー(クレジットカード)、水50ルピー
   免税煙草 1,000円、空港使用料1,000ルピー
旅行中経費合計  7,200円、7,260ルピー

3.スケッチ紀行 
4/11 成田→シンガポール
妻に見送られ、10時50分出国ロビーに入った。
12時30分離陸。機内から自宅そばにあるセントラルホテルが確認できた。
シンガポール航空のスチワーデスのドレスはなかなかである。
経由地のシンガポールには夕方着いた。市内は本当に整然とした街。
O氏と同室。相変わらずベットでなく床に寝る。 

4/12 シンガポール→カトマンズ→ポカラ(標高約1100m)
カトマンズへの機内から久々にヒマラヤ山脈が見えた。段々畑のネパールの大地。
また来てしまった。到着ロビーを出ると、相変わらずの人々の目が待っていたが
2回目なのでショックは感じなかった。
すぐ20人乗りの小型飛行機でポカラに向かった。ポカラはカトマンズのような
ひどい雑踏はなく、のんびりした印象。夏の日本の様な雲が立ちこめていて、夏そ
のもの。 o氏とペワ湖周辺を散策。     

4/13 ポカラ→ジョンソン→カクベニ(標高約2900m)
空路ジョンソンへ。機内よりアンナプルナとダウダギリが見えた。やはり素晴らし
い山々だ。7時到着。風が寒く、雨具を着る。
ニルギリが迫力ある姿をあらわしている。お〜お〜と歓声が上がる。
地上からみるヒマラヤの峰の迫力は格別なのだ。本当に来て良かった。
ロッジに入り現地サポート隊と合流。 ロッジの窓からそびえ立つニルギリをスケッチする。今旅の第一作だ。

チベット的といわれている木のない荒涼たる山肌に囲まれた、本当に広いカリカン
ダキ河の道を歩く。この広さはエベレスト街道には見られないものだ。
ダウダギリ1峰が見える。思わずスケッチだ。
エッカラバッテイで今回初めてのランチ。ネパールの野菜料理は本当においしい。
真夏のような汗が出る。対岸に見える露頭の褶曲構造。約3時間でテン場である
カクベニに着いた。トロンパス方向から流れてくる小河沿いにある柳の新緑がきれ
いだ。 ゴンパの先にある中州からヤカワカン峰と柳の新緑をスケッチ。

エベレスト街道の山々は山肌に木々が見られたのに、ここでは山肌に木々はない。
午後は風が出て、山に雲が湧いてくる。12月のエベレスト街道は寒かったが、
今回は暖かく吹き渡る風が心地よい。
テント泊第一夜、相棒はo氏、8時就寝。

4/14 カクベニ→ジャルコット(標高約3600m)

朝、ニルギリ峰が姿を見せた。朝焼けのニルギリをスケッチ。

荒涼たる大地を聖地ムクチナートを目指して登る。
エッカラバッテイからの道に合流する台地からは逆光のトロンパスが見渡せた。
途中のキンガのロッジで休憩、お楽しみのチャイを頂く。12ルピーと安い。

年一度の祭礼が終わった直後らしく多数の巡礼が下りてくる。インド系が多い。
要塞のような村ジャルコットには昼に到着。 
ランチ後、ジャルコットを見おろす付近の丘に登り、灰色の光景をスケッチ。

夕方、地元産のストールをみやげに買った。 

4/15 ジャルコット→ムクチナート(標高約3800m)→マルファ(標高約2700m)

聖地巡礼の日だというのに、朝から曇りで展望は得られない。
メンバーである3人の女史の体調が思わしくなく、3人は馬に乗っての移動とな
った。馬一頭一日の代金は1500ルピーらしい。 
聖地にはヒンズー教の寺院とチベット仏教のゴンパがある。
まず第一の目的地に無事到達。宗教的な感慨は我々日本人には無縁なものだった。
祭りの直後らしく巡礼者は少なかった。
後は往路を下るだけである。一時雪、下がるにつれ小雨、そしてカクベニへの
分岐では日が射して暑くなる。2日かけて登ってきた道を一気に下る。
エッカラバッテイでランチ。
これからインド風に逆らいながら、河原の道をたどりジョンソンそしてマルファ    へ。 ジョンソン手前で雨となった。長いだらだらの道に閉口しながら、ようやく
マルファのテン場についたのは6時だった。今日は朝7時から約11時間行動した
ことになる。もうへとへと。スケッチする余裕もない長い日だった。
通過したマルファの集落は石畳のきれいな雰囲気のいい街。
   
4/16 マルファ→ラルジュン(標高約2600m)

朝起きたら、テン場はリンゴ園の中、ピンクの花が一部咲き、春そのもの。
今日は晴だ。テントから向かいのテントを気持ちよくスケッチ。

この周辺はリンゴ園が続き、向かいにはアップルブランデーの工場がある。
昨晩はこのブランデーを飲んだが、焼酎的な味でおいしくなかった。
ツクチェのロッジ前で休憩。目前にロッジの看板が有ったのでスケッチ。

o氏とS氏はロッジでリンゴ酒を飲んでいい気分らしい。一杯40ルピーとか。
チャイは8ルピーとこれまた安い。 この辺から山肌にはパインの緑、里にはリン
ゴとポプラの新緑、畑には麦の緑とこれまでの荒涼たる世界と明らかに違ってき    た。ただ、広い広いカリカンダキ河の河原はまだつづいていた。 
昼過ぎに今日の目的地であるラルジュンのテン場についた。今日もリンゴ園の中で
ある。 午後になると雲が出てきて、にわか雨となる。 これがこの季節のパター
ンなのかもしれない。 寝る頃に凄い大雨となった。 
真夜中に小便に起きた時はおぼろ月夜で凄い山岳パノラマが頭上に展開していた。

4/17 ラルジュン→ガーサ(標高約2000m)

朝、ダウダギリ1峰が姿を見せた。大きい! スケッチだ。

広い、広い、本当に広いカリカンダキ河の河原を下りる。ダウダギリも見渡せて
とても気持ちがよい。 ロバの隊商が次々と上がってくる。
ここジョンソン街道での物資輸送はロバが主役である。
少し行くといよいよ広い世界から別れ、緑の世界、狭い谷間の樹林の道となる。
道沿いにはスミレとリンドウ、ノイチゴが咲いていて、本当に春のトレック。
コケタンテイのロッジで午前のチャイを10ルピー。ロッジの娘さんの写真を撮らせ
てもらう。付近の広葉樹の新緑は紅く、見とれてしまう美しさだ。
カロパニは広い石畳の道のある村で、りっぱなロッジが多数ある。
この辺から家の作りが上流の村とは異なってきて、これまでの屋上型中庭つくり式
からスレート葺きの屋根式の家屋が多くなってきた。
ランチをとったロッジ前でニルギリが見えてきたのでスケッチ。

渓谷状となったカリカンダキ沿いの道をくだり、谷間の村をいくと、畑の野菜の種
類が豊富になってきた(キャベツ、青菜等)。 大麦も黄色味を帯びはじめた。
ガーサのテン場には14時半到着。 ロッジの犬と戯れながら、スケッチで暇をつ
ぶした。 持参したオールドパーが空となった。

夕食後、本旅はじめてすっきりした月を見た。明日はタトパニ温泉でビールだ!

4/18 ガーサ→タトパ(標高約1200m)

初めてのすっきりした快晴の朝だ。今日も谷間の道を下る。木々の緑が美しい。
ダーナからアンナプルナの牙峰が見えた。

ハナキリンの花、バナナの木が現れ、亜熱帯の雰囲気。日差しも強く、夏である。
温泉地タトパニは土産物屋とロッジも多く、大きな集落である。 早速、カリカン
ダキ河畔のタトパニ温泉に出かけた。 浴槽は2つ有り、大きさは10m×10m程    度、料金は10ルピー、新緑の岩壁を望みながら風呂に入っていると日本の露天風呂
にいるような錯覚を覚えた。 だだし、ここネパールでは裸は禁物、水着着用であ   る。 至福なり。 ネパール人、西洋人、日本人と入浴者は国際的。
テン場に戻って、ビール&ビール(100ルピー)。これも至福なり。いよいよ残す   は、シャクナゲとプーンヒルの大展望のみとなった。

4/19 タトパニ→チトレ(標高約2300m)

早朝、曇りながらもニルギリ峰と今日まで下ってきたカリカンダキ河の谷&谷が
見渡せた。 朝食前に一枚仕上げる。

今日は中腹のチトレまで登るのだ。上がるにつれ、日本の昔の山村的な風景とな    る。段々畑、植えてあるのはトウモロコシ、ジャガイモ、麦。
途中、結婚式に遭遇。 多数の村人が花嫁と花婿を囲んでいる。 楽隊がネパール
音楽を奏でる。 ご両家の家には人目でわかる派手な飾りがある。
チトレのテン場はダウダギリとアンナプルナの展望地らしい。夕方アンナプルナの
前山を描いていたら、雲が切れアンナプルナサウス峰がひょっこり顔を見せた。
   

4/20 チトレ→ゴラパニ(標高約2900m)

朝、テン場から朝焼けのダウダギリの雄姿。お〜このテン場は展望地だったのだ。

ゴラパニに上がっていくと、シャクナゲの大木が出てきて、真っ赤な花、花。
お見事。 シャクナゲの森は日本のブナ林を思わせる林相を呈し、気分がいい。
高度が増してくるとシャクナゲの色がピンクになってきた。
約2時間ほどでゴラパニのテン場に到着。早めのランチの後、付近の散策に出かけ   た。 まずはゴラパニ下村へ。 途中出会ったMT女史と一緒になる。 
立派なシャクナゲの大木に花が一杯だ。 女史が描け描けとうるさいので、ペンをとった。

タダパニ方面にあるシャクナゲの森にも行ってみた。この森は静かで大木が林立し
素晴らしく雰囲気がいい。 花は少なかったが、なかなかお見事なのだ。
道は山道風で人気が無く、山賊が出たら怖そうだが、いい感じ。
帰りはロッジに入ってロキシーを楽しんだ。

15時頃より凄い大粒の雹が、そして大雨に変わった。昨日と同じパターンだ。
ただ今日は時間が長く、約1時間半は続いたろうか。
旅も終盤になり疲れてきたせいか、リーダー、MT女史、なんどの3人以外は風邪
気味らしい。 明日はプーンヒルの大展望である。

4/21 ゴラパニ→プーンヒル(標高約3200m)→ビレタンテイ(標高約1400m)

早朝4時半にプーンヒルに向かった。 西洋人パーテイに抜かれながらも約1時間
で着いた。 若干の雲はあるが、マチャプチュレ、アンナプルナ、ダウダギリが見
えている。 やった〜! 今日の行程が長いので、ここには40分しかいられない。
すぐスケッチに取り掛かる。 マチャプチャレ、アンナプルナサウス、アンナプル
ナ牙と夢中になって描いた。スピードだ! 勢いで色を塗る。
なんと葉書大の用紙が4枚つながったものになってしまった。時間切れだ!
後20分欲しかったよ。

今日の行程は一気に1800m下りるものだ。アンナプルナ南面の道はうだるような暑   さ。ウレリからの石畳みの下りは今日一番の坂。プーンヒルで話した単独日本青年
も一緒に下った。彼は中国からネパール入りし、ジリからカラパタールとゴウキョピークを経て、アンナプルナサーキット中らしい。日本を出てから約2カ月。
これからインドに行くとか。 本当にうらやましい旅をしている。 今度来るとき
は時間を気にしない、スケジュールのない彼のスタイルで来たいものだ!
ヒレのランチで彼と別れ、我々は酷暑の中をビスターリに下った。
約16時、テン場はビレタンテイの先のモディコーラ川岸にあった。
着いたとたんにやはりビールで乾杯。一本150ルピーと高いが、う、うまい。
全員無事がなによりだ。また乾杯!
マチャプチュレが大きく見え、ここも展望地なのだった。  
生憎その峰は雲に隠れて描くことは無理だった。代わりにテン場近くの木造民家を
描く。

キャンプ最後の晩、夕食後ロキシーを飲みながらのシェルパダンスとなった。
ガンジュ少年のダンスはなかなかよかった。 サポート隊ありがとう。

4/22 ビレタンテイ→ポカラ→カトマンズ(標高約1400m)

5時に起きてマチャプチュレと周辺を描く。
 
村の少年が河に仕掛けた刺し網を回収している。おお鮎みたいな魚が10匹ほど。
一匹見せてもらい、すばやくスケッチ。少年は自慢げな得意顔。えらいと誉める。

ナヤプルのバス乗り場までは約20分ほど。ここからチャーターバスでポカラ空    港。バスでの峠越えはいいものだった。ポカラ周辺では平坦な田んぼが広がり、田
をこしの真っ最中。山間と異なり豊かな雰囲気だ。
ポカラ空港でサポート隊と別れ、一路カトマンズへ。ポカラ空港の女性ポリスと
と話した。21才、4年間ここで働いているとか。遠目で描く。

カトマンズではMT女史のガイドを請負い、ダルバール広場〜インドラチョーク〜
タメル街を案内し、雑踏の中の買い物と市内観光を楽しんだ。換金した一万円分の
ルピーは明日必要な1000ルピー(出国空港使用料)を残してすっからかん。
同室のO氏はリーダーの案内でネパール料理と若い娘の民族舞踊を楽しんできたら
しい。 ずっと相棒だったO氏と二人で残して置いたスコッチを傾けた。

4/23 カトマンズ→シンガポール→成田

シンガポール経由で帰国。旅は終わりだ。 カトマンズ空港で搭乗待ちの時間は長   く、疲れからか強い睡魔が襲ってきた。これから徐々に、日本での現実の生活に戻って行く儀式が始まる。 戻りたいような、戻りたくないような不思議な気持ちだ。
機内からはネパールのタイムスリップしたような大地が見えている。生憎、ヒマラ
ヤの峰々は姿を見せなかった。 しばしのさよならだよ、ネパール。 
今回も魅せられた世界だった。   また来る時はいつになるやら・・・・・・

4.エピローグ

今回はネパールトレッキング2回目であったので、初回ほどのカルチャーショック
はなく、概ねネパールの山々と山村風景を純粋に余裕を持って楽しむことができ    た。 垣間みる光景は日本とはかけ離れた世界であり、脳への刺激度はかなりなも
のだ。 こんな楽しい旅を家族にも味あわせてやりたいと本当に思う。
幸か不幸か、行きたいという家族はあらわれないのはチト寂しいものだ。
今回も本当に異次元世界を堪能した最高に贅沢な旅であった。
許してくれた妻、楽しい旅を演出してくれた同行のメンバー、並びにネパールの    人々とその世界に心から感謝!(2000/4/27)   
                             以 上

前のページ・記録集